次に、32ページをお願いいたします。
3項
一般介護予防費につきましては、1号被
保険者の方を対象に行う
介護予防や支援のための事業を行うもので、主な事業といたしましては、
介護予防リーダー等を活用した
大字利用、
高齢者の
ミニ運動、及びはつらつ教室、住民の方が主体的に身近な公民館や集会所で活躍できるように、地域での通いの
場づくりの支援、また専門職を加えた
自立支援型地域ケア会議の開催などを予定しております。
以上の
事業計画による
一般介護予防費として469万7,000円を計上いたしております。
次に、36ページをお願いいたします。
4目
在宅医療介護連携推進事業費では、多種職の連携を図り、
在宅医療を
介護連携を推進していくための
会議開催や
相談窓口設置委託料として135万4,000円を計上いたしております。
次に、38ページをお願いいたします。
5目
生活支援体制整備事業費では、
消耗品費、
生活支援コーディネーターの設置を含めた
生活支援体制整備委託料として304万円を計上いたしております。
7目の
介護給付等適正化事業につきましては、
介護給付の
適正化に向け、給付の通知や
プランチェックなどを実施していきます。予算といたしましては、160万9,000円となっております。
次に、40ページをお願いいたします。
9目
地域ケア会議費でございます。専門職を加えた
自立支援型地域ケア会議の開催などを予定しており、専門の謝礼として11万4,000円を計上いたしております。
包括的支援事業・
任意事業費の合計といたしまして、1,950万円を計上し、
地域支援事業費全体といたしましては、9,912万9,000円となっております。
次に、10ページまで戻っていただきまして、歳入でございます。
第1款の第1号被
保険者保険料についてですが、平成30年度における1号被
保険者は、前年度に比べ、677人増の9,010人と推計いたしております。現年度分の
特別徴収保険料は、5億152万5,000円、また現年度分、
普通徴収保険料8,850万4,000円、
滞納繰越分331万7,000円で
保険料総額では、5億9,334万6,000円となっております。
続きまして、
介護サービス事業勘定でございますが、52ページをごらんいただきたいと思います。
介護サービス事業勘定の歳出では、
一般管理費の需用費では、28万2,000円、役務費では、17万2,000円、委託料といたしまして1,064万6,000円を計上いたしております。
事業総額で1,110万円となっております。
歳入歳出とも前年度からの減額で計上をさせていただいております。
最後となりますが、今年度は、第7期
介護保険計画の初年度であり、
利用者の自立に向けた支援を行い、個々の状態に応じた適切な
サービスの提供を図るとともに、住みなれた地域で暮らし続けられるよう
地域包括ケアシステムの
深化推進に向けた重要な年であると考えております。
また、増加する
保険給付費については、自立に向けた支援を行い、個々の
利用者に即した適切な
サービス内容が提供できているのか。また、
利用計画の審査を含め、
適正化に取り組むとともに、
予防事業もこれまで以上に積極的に取り組んでまいりたいと考えております。
以上、よろしく御審議の上、御可決賜りますようお願い申し上げ、御説明とさせていただきます。
○議長(
笹井由明君) これより本案について、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
3番、山田さん!
○3番(
山田美津代君) 今、部長から御説明ありました計画ですけれども、24ページに
介護保険事業計画策定委員会費が出ておりますけれども、20名で2回、この報酬が出ているわけですが、この第7期の3年間の計画を決めるのに、この
策定委員さんからどのようなことが出されたのか、かいつまんで御説明いただけますでしょうか。
例えば、今、
議員たちから出ているような意見とかが同じようなことが出たのか、その辺が知りたいんです。前には、
策定委員に議員も入っていたので内容がわかるんですけれども、今議員が入っていないのでね。前は、ドクターとか、老人会の会長さんとか、そういう方たちだったんですけれども、今20名、どういう方でしょうか、ちょっとその辺も教えていただけたら。
○議長(
笹井由明君)
増田福祉部長!
○
福祉部長(
増田克也君) お答えをさせていただきます。
まず
計画書を出していただけますでしょう。お手元64ページ、後ろのほうでございます。
まず、資料編といたしまして、62ページで、広陵町
介護保険事業計画及び
高齢者福祉計画策定委員会条例を御可決いただきましたので、その条例を載せております。20名で組織する。任期は3年とするということにさせていただいております。
64ページには、それぞれ19人の方の名簿を載せておりますので、このメンバーで、昨日2時から6回目の
策定委員会を開催させてもらいましたので、それまで5回、きのうを入れまして6回の
策定委員会の開催となりました。
議事録もホームページのほうにアップさせていただいておりますので、1回から5回までの分につきましては、それで確認をしていただけるかなと思います。
それでよかったですか。
○3番(
山田美津代君) 値上げのことについて、委員から
反対意見とか。
○
福祉部長(
増田克也君) 実は、この5回目の平成30年2月6日、この
策定委員会で
パブリックコメントの結果、その他について最終の御意見をいただきました。1回目から5回目までの間では、金額についての5,200円が5,700円となる500円の上昇についての
上がり幅だけを捉えての
反対意見というものはございませんでした。それぞれ、なぜ5,700円になるかという御説明をさせてもらう中で、広陵町のアンケートなり、
実態調査もしておりますので、アンケート、
実態調査を踏まえて、広陵町として今後
介護保険事業をどう取り組んでいったらいいかという点についての御意見なりが出ておりましたので、
会議録を読んでいただけたらと思うんですけれども、
金額そのものに対して、これはちょっと高くてとてもじゃないけれども、
高齢者には負担が厳しいというダイレクトな御意見等はなかったと記憶しております。
○議長(
笹井由明君) ほかに質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
笹井由明君) 質疑がないようですので、質疑はこれにて打ち切ります。
お諮りします。
本案を
厚生建設委員会に付託したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
笹井由明君) 異議なしと認めます。
よって、議案第37号は、
厚生建設委員会に付託することに決定しました。
次に、日程5番、議案第38号、広陵町第7期
介護保険事業計画及び
高齢者福祉計画を定めることについてを議題とします。
本案について、説明願います。
増田福祉部長!
○
福祉部長(
増田克也君) 失礼いたします。
それでは、議案第38号、広陵町第7期
介護保険事業計画及び
高齢者福祉計画を定めることにつきまして、御説明を申し上げます。
議案書は5ページをごらんください。それとともに、お手元のほう、先ほどお示ししました
計画書も一緒に見ていただけたらと思います。
まず、この計画の
法的位置づけでございますが、
老人福祉法第20条の8及び
介護保険法第117条の規定に基づくものでございます。
介護保険及び
福祉サービスを総合的に展開することを目指すものでございます。
次に、
各種計画との関係でございますが、本計画は、
上位計画である第4次広陵町
総合計画と
関連計画である広陵町障がい
計画等との整合を図っております。
計画期間は、平成30年度から32年度までの3カ年としております。
本計画の
基本目標といたしましては、4項目ございます。
計画書の30ページをごらんください。
4項目ございまして、まず(1)でございますが、
地域包括ケアシステムの
推進体制の構築、(2)
介護保険サービスの
充実強化、(3)多様な
生活支援サービスの確保や
権利擁護、(4)住まいの
環境整備、医療との連携となっております。
次に、
計画書の57ページをごらんください。
本計画は、3年間の
介護保険事業の総
事業費を見込んでおりますが、3年間の総額は73億5,099万9,949円となっております。
なお、
計画書の59ページをごらんください。
第1号被
保険者保険料の
基準額の算定を書いております。
基準額は月額5,500円としております。本
計画策定により、
高齢者が可能な限り、住みなれた地域で、その有する能力に応じ、自立した
日常生活を営むことができるよう、
各種サービスの提供に取り組んでまいります。
以上、よろしく御審議の上、御可決賜りますようお願い申し上げ、簡単ではございますが、御説明とさせていただきます。
○議長(
笹井由明君) これより本案について、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
7番、吉村君!
○7番(
吉村裕之君)
地域包括ケアシステムの構築にも力を入れなければいけない部分と、また
介護予防に力を入れるという必要があると。その反面、入居のしやすさを初め、さらなる
サービスの提供を求める声があるというのも事実であると思います。そのあたり、どういった
バランスをとっていくのかということと、
個人レベルの見直し以外に、住民に対して具体的にどのように対処していく予定でありますでしょうか。
○議長(
笹井由明君)
増田福祉部長!
○
福祉部長(
増田克也君) 今回の
介護保険の国の改正の主なものの中の一つに、
地域包括ケアシステムの深化という、漢字で深く変わるという、
深化推進ということを明記されております。この点、なかなか
地域包括ケアシステムが思ったとおりの結果をなかなか得てないという点を国も憂慮しての内容かなというふうに思っております。広陵町といたしましては、もちろん第5期に既にこの言葉は発生しておりましたけれども、6期、7期の間、
地域包括ケアシステムにつきまして、やはり住民の意識の改革も一つの目指すところかなというふうには思っております。住民に対してどういうふうな考え方を広陵町が持っているのかというところをわかりやすく説明できる機会が要るかなというふうに考えております。
バランスとおっしゃっていただきましたけれども、一方で
介護予防事業について、熱心に取り組むということが必要だというふうに何度か私のほうからも御説明をさせていただいておりますので、できる限り具体化し、効果、なかなか
介護予防というものは、目に見えた効果が見づらいものでございますので、実感できる
介護予防サービスの構築等も担当と一緒になって頑張って構築してまいりたいと思っておりますので、その点よろしくお願いしたいと思います。
○議長(
笹井由明君) 7番、吉村君!
○7番(
吉村裕之君) そうしたら、逆に一方、
サービスをより深く求めるという声も現にあるかと思うんです。
介護予防の反面、そういった部分もあるかと思うんですけれども、それについては、個別的にその計画が合っているかどうか見直して、適切な
サービスをしていくということなんですけれども、それ以外に具体的にどういった方法で、そういった
サービスの求めに対して、応じていくつもりがありますでしょうか。
○議長(
笹井由明君)
増田福祉部長!
○
福祉部長(
増田克也君) 課題といたしましては、必要な方に必要な量を届けるというところを着目したいなというふうに思っております。それにつきましては、
ケアプランを作成する
ケアマネジメントの育成なり、広陵町
保険者からの
指導監督がどうしても必要になってくるというふうに考えております。町行政と住民との間に必ず入っていただく、そういう1カ月ごとの
ケアプランを立てる方に対しての広陵町の考え方を浸透させる機会を多く持つ必要があるというふうに考えております。
○議長(
笹井由明君) ほかに。
3番、山田さん!
○3番(
山田美津代君) 今度の改正は、5,200円が5,500円にという案なんですけれども、それを共産党としては1円でも値上がりをするのは大変だというふうに思うんです、今の町民の方のお
暮らしぶりを見ますと。この59ページに
所得別段階保険料がありますね、これ、前よりも多段階にしていただいて、
大分解消はされたとは思うんですけれども、この12段階をもう少しやっぱり1,000万円以上の方が1万1,000円で年額80万円を超える方が5,500円と、これすごくやっぱり1,000万円以上の方のほうは、大変安いという感じなんですよね。ですから、ここをもう少し15段階とか、多段階をふやしていただいて、収入の低い方はもう少し安くしていただいて、やっぱり所得に応じての
保険料という形をとっていただいたら、値上げしなくてもいけるんじゃないかなと思うんですけれども、その辺はお考えにならなかったのでしょうか。
○議長(
笹井由明君)
増田福祉部長!
○
福祉部長(
増田克也君) お答えをさせていただきます。
今回12段階にさせていただきましたのは、今回が初めてではございませんで、6期のときに既に多
段階化をさせていただいて、12段階にさせていただいています。議員御指摘のように、これを13、14、15というふうにしたらどうかという御提案かとは思いますけれども、65歳以上の方でどう配分して負担を分け合うのがいいのかという点につきましては、
策定委員会でもこの議論はちょっと出なかったところはあるんですけれども、負担できる方に負担していただくことで、低
所得者の方を救うというのが、この多段階の考え方で、早くから広陵町は取り組ませていただいて、これ以上、
高額所得者の方に求めるのがよいのかどうかというところについては、もうちょっと議論を深めなければならないのかなと思っております。これが12段階というのは、既に国が示しておる9段階を3段階多くしておりますので、これ以上の多
段階化というのは、今のところ考えておりません。
○議長(
笹井由明君) 3番、山田さん!
○3番(
山田美津代君) 前に私が
策定委員だったときに、7段階ぐらいだったのを斑鳩のように多段階にせえということで、この12段階にしはったと思うんですね、その後の、私が
策定委員会をしている後に。でも、そのときに、斑鳩は16とか17段階だったと思うんですよ。ですから、それはできるんじゃないかなと思うんですけれどもね。今おっしゃったように、高額の方に負担を押しつけるのはどうかとおっしゃいましたけれども、ほんなら低所得の方にこんな高い
保険料を押しつけるのはどうなんですか。それは許されるんですか。私はそれは許されないと思います。やっぱり収入に応じての
保険料を払うというのが、一番公平なやり方ではないですか。
○議長(
笹井由明君)
増田福祉部長!
○
福祉部長(
増田克也君) 議員のお考えをお聞きさせていただきましたけれども、今回この
計画書で
策定委員会のほうの了解もとれまして、12段階で最初1段階の方は0.5という基準で、12段階になりますと2.0という金額になるという内容で決定させていただきましたので、よろしくお願いしたいと思います。
○議長(
笹井由明君) ほかに質問ありませんか。
11番、谷君!
○11番(谷 禎一君) この計画の中にも37ページには、生活支援体制の整備の取り組み状況とかいうようなことで社会福祉協議会がどうこうというのも書いておられます。こういう介護、それから
高齢者の福祉、そういうものに関しては、やっぱり行政がずっと手を入れていって、もう住民から言われた要望があったことを全てやっていこうと、広陵町は思っておられるのか、それともいやいや、そういうふうなことに介護の、要は費用の負担が大きくなるので、もう少し頑張っていただいて、そういう負担軽減に取り組むような指導を何らかの形でしていこうというふうに考えているのか。また社協の関係について、どのような位置づけがあって、どれだけの要は社協に担う責任、社協にお願いするようなことというのを考えておられるのか、お尋ねしたいと思います。
○議長(
笹井由明君)
増田福祉部長!
○
福祉部長(
増田克也君) 谷議員の御質問にお答えをしたいと思います。
谷議員おっしゃるとおりで、社会福祉協議会で、総合相談窓口というものを社会福祉協議会が担うべきではないかという、全国的な考え方があります。社会福祉協議会で福祉部が抱えております妊娠からみとりまでの業務の中のものを社会福祉協議会が一括して、総合相談という形で住民が立ち会えて、その内容がもつれてよくわからなくなっているものを整理をした上で、その内容を行政のほうに引き渡してくれるという流れが社会福祉協議会の主たる役となっているところがございますので、その場合、よく町長がお話をさせていただいておりますけれども、人材というところが必要になってくるかと思いますので、谷議員がおっしゃっておられるような内容というのは、社会福祉協議会は当然担わなければならないものというふうに解釈をしておりますので、その社会福祉協議会が充実することで、
介護保険事業計画全体がすごく社協という一つの法人だけで
介護保険制度が特にすごく動き出してすばらしいものになるというものではなくて、社会福祉協議会は、広陵町が連携させていただいております事業所とか、ほかのいろんな団体さんの一つに位置づけさせていただいて、重要な一つとして位置づけていくという、
介護保険制度の視点から見ますと、社会福祉協議会というものが今まで小さ過ぎていたという反省を感じておりますので、そこは社会福祉協議会が介護福祉法のほうから見て、もうちょっと充実したものになることで、介護福祉の充実が図れるものというふうに考えておりますので、積極的に社協を活用してまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(
笹井由明君) 11番、谷君!
○11番(谷 禎一君) 部長言われるように、社会福祉協議会というのは、非常に大きな団体で、実際に広陵町の地域福祉とか、そういうふうなものを担う中核組織というふうに思います。その社会福祉協議会が平成28年度には、3,100万円の赤字を出している。またその事業もきちっと効率的にやられているかどうかもわからない。そして近隣の市町村の
介護保険料も先ほどお話ししましたけれども、河合町は平成29年度は4,900円が、今度は5,100円ぐらい、そして川西町では、4,860円が5,020円と、香芝市、橿原市に当たっては、両方下がっておると。香芝市は4,820円が4,800円にしましょうと。橿原市では4,780円が、私が調べている部分であれば4,520円ということで、二百数十円を下げていこうというふうな市町村もあるわけです。実際に橿原市であれば、地域福祉計画とか、そういうふうなものをどんどん前向きに取り組んできた成果がここに出てきたものと私は思っております。実際に社会福祉協議会等の部分に関して、事業をきちっとした形で整理してもらって、こういう
介護保険の要は抑制に努力してもらわないかんと。私が言うのは、必要な介護を省けというようなことを言っているわけじゃありませんよ。要望があって、全てをそういうふうな形で、広陵町がやっていくと、担っていくと、費用を出していくということであれば、どんどん要は
介護保険の費用が増大していくと。町もほかのところで節税されたらいいんやけど、なかなかそれもできへん部分があるのであれば、やっぱり社会福祉協議会と町ときちっと連携して、その
介護保険の値上げ抑制にやっぱり取り組んでいかないかんというふうに思いますが、その辺はどのようにお考えですか。
○議長(
笹井由明君)
増田福祉部長!
○
福祉部長(
増田克也君) お答えをさせていただきます。
議員おっしゃるとおりかと思います。住民主体の
サービスの事業の開拓といいますか、構築といいますか、やっぱり住民にもそういう
サービスの一つの担い手となっていただくということが、ひいては
高齢者が
高齢者を支えるということにもつながっていくものと考えておりますので、ほかの市町村の事例を出していただきましたけれども、広陵町も恥ずかしくない
介護保険運用をしてまいりたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
○議長(
笹井由明君) ほかに質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
笹井由明君) 質疑がないようですので、質疑はこれにて打ち切ります。
お諮りします。
本案を
厚生建設委員会に付託したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
笹井由明君) 異議なしと認めます。
よって、議案第38号は、
厚生建設委員会に付託することに決定しました。
委員会で審査される間、しばらく休憩します。
(P.M. 2:30休憩)
(P.M. 3:45再開)
○議長(
笹井由明君) 休憩を解き、再開します。
それでは、日程6番、議案第36号、議案第37号、議案第38号を議題とします。
本案について、
厚生建設委員会委員長より
委員会の審査の結果について、報告願うことにします。
厚生建設委員会委員長、八尾君!
○
厚生建設委員会委員長(八尾春雄君)
厚生建設委員会は、本日の本会議において付託されました3議案につきまして、
委員会を開き、慎重に審査しましたので、その結果を御報告申し上げます。
まず初めに、議案第36号、広陵町
介護保険条例の一部を改正することについては、質疑はありませんでしたが、反対者がありましたので、採決の結果、可否同数となり、
委員長採決により否決すべきものと決しました。
次に、議案第37号、平成30年度広陵町
介護保険特別会計予算につきましては、質疑はありませんでしたが、反対者がありましたので、採決の結果、可否同数となり、
委員長採決により否決すべきものと決しました。
次に、議案第38号、広陵町第7期
介護保険事業計画及び
高齢者福祉計画を定めることについては、給付の上昇を防ぐための手だてはとの質疑に対し、
介護給付等費用
適正化事業として、①要介護認定の
適正化、②ケア
プランチェック、③医療情報との突合、④縦覧点検、⑤住宅改修に関する調査、⑥福祉用具購入・貸与に関する調査、⑦ケアマネジャー資質向上研修に取り組んでいきたいとの答弁がありました。
その他、質疑答弁を受け、慎重な審査をいただいた結果、反対者がありましたので、採決の結果、可否同数となり、
委員長採決により否決すべきものと決しました。
以上、簡単ではありますが、
厚生建設委員会の審査結果報告といたします。
○議長(
笹井由明君) ありがとうございました。
ただいまの
委員長報告に対し、各議案ごとに審議します。
まず、議案第36号、広陵町
介護保険条例の一部を改正することについてを議題とします。
先ほどの
委員長報告に対し、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
笹井由明君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。
討論ありませんか。
8番、坂口君!
○8番(坂口友良君) この
介護保険条例の一部を改正することについての原案についての反対でございます。
これは
介護保険の金額、これが出ております。
介護保険の金額の決め方というのは、それをこなす体制、一つは
介護保険金額ですね、二つ目はそれをこなす体制、三つ目はそれの入っている
事業計画、この三つがセットになってございます。先ほど、この条例の中にも書いているんですけれども、これ出ているのは、お金だけ出ております。しかし、その下にはこなす体制、どういうふうにしていこうかという体制、あるいは、それの
事業計画、どのようにしてこの
事業計画を進めていこう、このような計画が隠れております。しかし、いろいろな当局からの説明を受けました。それを実施する体制、こなす体制、まだまだちょっと不十分なことがあると。私もきのう行ってちゃんと確認しております。その辺もちょっと私自身が、金額だけが先行していると、このような心配事がございます。
したがって、そのこなす体制や、あるいは
事業計画、ちょっとまだ心配なところもございます。その辺もさきの先行事例、既に示しております。そこの先行事例を見て、再度よく十分に決定いただいたら、このような金額にならないということで、これを原案に対する反対討論といたします。
○議長(
笹井由明君) ほかに賛成討論。
6番、坂野君!
○6番(坂野佳宏君) この議案第36号につきましては、3月22日の本会議で否決後、議員の提言を盛り込み、第7期
介護保険事業計画を見直した案を見たところ、妥当と考えておりますので、賛成といたします。
○議長(
笹井由明君) ほかに。
3番、山田さん!
○3番(
山田美津代君) 反対討論をいたします。
この
介護保険、65歳以上の
介護保険料を多くの方が問答無用で年金からの強制天引きです。いまや
高齢者の生活を脅かすほどになっています。
保険料利用料の値上げをせずに制度の充実を図り、安心できる制度にするには、国や自治体の公費負担割合を大幅にふやすしかありません。共産党は国庫負担割合、現在25%を直ちに10%に引き上げ、将来的には国庫負担50%に引き上げることを提案をしています。その財源は、消費税ではなく、富裕層や大企業に応分の税負担を求めることで確保ができると思います。広陵町の職員の皆さんは、22日の議会の最終日に否決されたことでいろんな苦労をされて、5,700円を5,500円にした案を提案してきましたけれども、やはりもう少し低
所得者の負担というものをやはり考えていただいて、これから2018年度に向けて、先ほども私が申し上げましたように、福祉用具の原則自己負担とか、また生活援助
サービスの利用制限とかいろいろまだ
介護保険を利用するのに改悪がこれからされます。そういうことを鑑みますと、やはり今のこの
保険料の値上げをするわ、
介護保険を使いにくい
介護保険のままでいくということで
利用者の方は大変な苦労となさると思いますので、この
介護保険の改定案には反対をいたします。
○議長(
笹井由明君) ほかに討論ありませんか。
5番、山村さん!
○5番(
山村美咲子君) 同じく反対の立場で意見を述べさせていただきます。
非常に努力して、この料金改定についても取り組んではいただいております。しかし、私思いますには、やはり高齢社会が現実となっている中、また2025年問題が本当に身近なものになっている中、今ここでしっかりと広陵町の
地域包括ケアシステムの構築をしていただきたいと切に願うものでございます。できるなら、広陵町職員の方、お一人お一人にまで、この
地域包括ケアシステム推進の理念をもって、今後全庁を挙げてさまざまな施策に取り組んでいただきたいと思うものであります。私たち議会といたしましても、この12月議会で社会福祉協議会改革に向けての決議を全員一致で可決させていただきました。その中でもしっかりとこの社会福祉協議会の改革に全力を挙げて取り組んでいただきたいと願うものであります。この
介護保険料につきましては、平成30年度に地域福祉計画、また社会福祉協議会が取り組むべき地域福祉行動計画が平成30年度に広陵町では、策定されるという予定でございますので、しっかりとこの二つの計画を策定していただいて、そこで取り組んでいただくということで、今後決定をさせていただきたいと思いますので、反対とさせていただきます。
○議長(
笹井由明君) ほかに討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
笹井由明君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。
本案について、反対者がありますので、起立により採決します。
お諮りします。
議案第36号を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(
笹井由明君) 起立5名であり、賛成少数であります。
よって、議案第36号は否決されました。
次に、議案第37号、平成30年度広陵町
介護保険特別会計予算を議題とします。
先ほどの
委員長報告に対し、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
笹井由明君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。
討論ありませんか。
8番、坂口君!
○8番(坂口友良君) 議案第37号の原案に対して反対の討論を行います。
これも先ほど詳細を言いました議案第36号と内容が同じでございます。その内容に即して、この予算をつくって予算を専決から何かされたら結構かと思います。
したがって、先ほどのと整合性がとれない、このようなことでございますので、反対といたします。
○議長(
笹井由明君) 賛成討論。
6番、坂野君!
○6番(坂野佳宏君) 賛成討論いたします。
内容につきましては、先ほどの議案第36号と同じ内容でございます。第7期
介護保険事業計画の見直しについてを評価しております。あと議会として本来専決に誘導すべきでないのに、専決を目的としたこのやり方につきましては、ちょっと意見を、遺憾ということで賛成討論といたします。
○議長(
笹井由明君) ほかに討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
笹井由明君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。
本案について、反対者がありますので、起立により採決します。
お諮りします。
議案第37号を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(
笹井由明君) 起立5名であり、賛成少数であります。
よって、議案第37号は否決されました。
次に、議案第38号、広陵町第7期
介護保険事業計画及び
高齢者福祉計画を定めることについてを議題とします。
先ほどの
委員長報告に対し、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
笹井由明君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。
討論ありませんか。
8番、坂口君!
○8番(坂口友良君) 議案第38号の原案に対して反対の討論を行います。
これについても、議案第36号と議案第37号、内容は同じでございます。その整合性のための議案第38号の原案については反対といたします。
○議長(
笹井由明君) ほかに討論。
6番、坂野君!
○6番(坂野佳宏君) 賛成の立場で討論いたします。
議案第36号、議案第37号と同じ回答でございます。十分にこの案は妥当であると思います。賛成いたします。
○議長(
笹井由明君) ほかに討論ありませんか。
11番、谷君!
○11番(谷 禎一君) 今回、さきにも述べましたように、社会福祉協議会等につきましての改革不十分、そして三千何百万円というお金の部分に関しての赤字、それと今回の改革案に関しても、非常に甘いというふうなことを見た中で、町は社会福祉協議会を今後の地域福祉計画の中核組織であるという認識をしているのにもかかわらず、そういうふうな話がありましたので、この件に関しては反対といたします。
○議長(
笹井由明君) ほかに討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
笹井由明君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。
本案について、反対者がありますので、起立により採決します。
お諮りします。
議案第38号を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(
笹井由明君) 起立5名であり、賛成少数であります。
よって、議案第38号は否決されました。
以上で、本日の議事日程は、全て終了しましたので、これで会議を閉じます。
本
臨時会に付議されました事件は、全て終了しました。
平成30年第1回
臨時会は、これにて閉会します。
(P.M. 3:59閉会)
以上、会議の顛末を記載し、その相違ないことを証し、ここに署名する。